総務省「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定された物識別アプリ「Tag of Things ものタグアプリ」(以下「ものタグ」)を開発した株式会社コネクトドットを訪ね、代表取締役 星野 寛(ほしの・ひろし)社長にお話を伺いました。
ものタグは、NFC(近距離無線通信)タグを使い大量の情報をタグの階層構造で表現し、好きな階層から読み進めることができることから、情報発信ツールとしての利用も期待されているアプリです。
ものタグ及びものタグアプリについての基本的な説明はこちらをご覧ください(別ウィンドウで開きます)。
株式会社コネクトドットは情報システムの企画・構築・運用などの請負業務(システム インテグレーター(SI))を主な業務としている京都の会社です。表通りを一歩入った京都らしい風情の街並みの中にあります。
(左の写真の京町家の隣、鉄筋コンクリートの建物が株式会社コネクトドットの入っているビルです)
ビルの2階にある会議室で星野社長のインタビューをしました。
(左写真の左側が星野社長、右側がITステーション職員です。)
手振りを交え語る星野社長。ものタグについて、様々な視点からたっぷり語っていただきました。
そのインタビュー(テキスト版)はこちら(別ウィンドウで開きます)。
インタビューに出てくる ものタグを利用した神経衰弱ゲームについての説明をまとめています。こちらをご覧ください(別ウィンドウで開きます)。
インタビューの一部を動画でご覧いただけます。
テキストだけでは伝わらないニュアンスや星野社長の人柄や思いがにじみ出ている語り口をご確認ください。
テキスト版で割愛したお話も少しあります。
動画はすべてMP4ファイルです。今回の動画では1分あたり概ね10MBという大量のデータを使用します。通信会社との契約によっては思わぬ出費となる場合がありますので、ご注意ください。
ものタグには難しい漢字の読み方について工夫が施されていて、正しい表記と正しい読みの両立を実現しています。そのやり方や設計に流れる思想を伺いました。
サポーター項目の中に、一部時刻表を組み込んでいます。そのきっかけとなった出来事と様々な工夫について語っていただきました。
情報社会の進展でこれまで紙媒体で得られた情報がどんどん電子化されています。しかし、情報が入手できて当たり前という風潮は、視覚障がい者にとって何処を探れば情報にたどり着けるかわからない、とっかかりのない世界になりつつあります。情報発信のあり方について意見交換しています。
ものタグアプリは、ものを識別するという、ものタグの機能を進化させ、情報を発信するツールへと変革してきました。それが総務省「情報アクセシビリティ好事例2023」に選定された理由でもあります。特にサポーターの項目に集約されている技術的な進化の過程を説明していただきました。