スマートフォン向けコミュニケーションアプリMessay(メッセイ)を開発した日新電機工作株式会社に伺いました。
Messay(メッセイ)は、ALSや筋ジストロフィ、重病の方とそのご家族・介助者の方のコミュニケー ションをより円滑にするためのアプリです。目の動きを読み取って、選択された(または入力された)言葉を合成音声で読み上げます。
日新電機工作株式会社は1945年に大阪で創業し、メーカー製の特高・高圧機器の販売、高低圧配電盤の設計・製作・設置工事、ソフトウェア開発などを行っている会社です。
今回は、大阪に中央区にある大阪本社でインタビューしました。
まず、担当の方々にお話をお聞きしました。
開発のきっかけは社員の家族の方が寝たきりになり、意思疎通が図れないながらも、目で何かを訴えようとしているのが分ったことから、何とかしてコミュニケーションが取れないかと思ったからだそうです。
最大の特徴は、特別な機器を使わず、顔認証が搭載されているandroid端末またはiOS端末にMessay(メッセイ)をインストールするだけで使えることです。
各端末にもともと搭載されている機能を使っているため、android端末は顔を動かして、iOS端末は目を動かして操作します。
目を使った操作は二通りあります。
一つは、画面上を自動的に移動するカーソルを目で追い、目的の項目を選択したら、瞬きをして決定する操作。
もう一つは、視線でカーソルを動かし、目的の項目を選択したら、一定時間注視して決定する操作です。
(写真左から、開発担当の石橋様、宮内様。立花常務。)
実際に、Messay(メッセイ)を稼働して、視線でカーソルを動かしてみました。キャリブレーションなしで、意図するところにカーソルが動き、選択することが出来ました。
■操作についての動画(下の画面をクリックすると動画が始まります)
編集上の都合により、動画内に十分な音声解説を付けることができませんでした。
動画の解説情報は下記のページにまとめましたので、先にご確認ください。
[動画解説情報ページへリンク]
Messay(メッセイ)のサイトURL
https://messay.ndk-group.co.jp/ja/